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アメリカ、アリゾナ

春日部西RCさんにスポンサーしていただき、D5510のアメリカ・アリゾナ州に派遣させていただきました。自分が派遣されていた場所はアメリカの南西部、カリフォルニア州の東隣で、南はメキシコに接しているアリゾナ州の、州都フェニックスからほど近いFountain Hillsという町です。アリゾナ州は、夏は40℃を超える高温の日がほとんどで、雨は一年間ほとんど降らない乾燥した気候です。Fountain Hillsはあまり大きな町ではなく、静かな、住宅地で、比較的裕福な人が多いようでした。

ホストファミリーは2家庭に、お世話になりました。最初の家庭に6ヶ月お世話になった後、2家庭目に2ヶ月ちょっとお世話になりましたが、その後再び最初の家庭に戻り最後までお世話になりました。第1ホストファミリーは、離婚歴があり、子供2人がもう独立している、一人暮らしのホストマザーだけの家庭でした。第2ホストファミリーも80歳くらいの高齢の一人暮らしのおばあさんで、何十年も留学生のホストマザーの経験があるということでした。2家庭ともホストマザーだけの家族だったので、ホストブラザーやシスターがいたら、また留学生活も違ったものになっていただろうと思います。

通っていたFountainHills高校は生徒数が約1000人の公立校で、体育施設などが充実していて、日本の高校とは規模の違いを感じました。また、生徒は授業ごとに、教室を移動する仕組みであったり、上級生は自分で車を運転して登校したり、昼食を外に食べに行けたり、学校のシステムもずいぶん違いました。英語はなんとか話せるだろうと思っていたのですが、聞く方が、最初は早くてまったくわからず、知っている単語さえもそれまで自分が思っていた発音と違って聞き取れないことが多く、苦労しました。
部活動は、バスケットボール部と野球部に所属していました。日本と違い、部活動は年間を通して行うのではなく、バスケットボールは秋から冬だけで、冬から春にかけては、野球部に入っていました。バスケット部と野球部を通して多くの友人を作るこ
とができました。バスケットの試合で日帰りでバスで遠くまで行くのには、驚きました。隣のカリフォルニア州まで行き、帰ってきたのが、夜中の2時半だったこともありました。野球をやっていたときには、ちょうど、ワールドベースボールクラシックの試合があり、日本が優勝したのをチームの友人やコーチが祝福してくれました。

最後に、これからアメリカに行きたいと思ってる人へのアドバイスとしては、今のうちからできるだけ英語を勉強しておいた方がいいです。自分もアメリカに行く前にトミーさんから「アメリカは英語を話せて当たり前だから、厳しいよ」とアドバイスをいただいたとおり、実際に留学してその言葉を実感しました。そのとおり、そのような厳しい環境に耐えられると自信がある人にはお薦めしたいと思います。また、高校の試験は、たとえ熱があったとしても、とにかく学校へ行って0点でもいいから、試験を絶対に受けた方がいいです。受けないと、あとで面倒なことになります。

この1年間の生活の中は、大変なことや気のめいることも多くありましたが、それらの多くの経験を通して、自分を人間として成長させてくれたと思います。そして国際的な視野も広げることができました。この経験を活かしてこれからは、更に勉強を重
ね、将来、国際的に活躍できるようになるために頑張っていきたいと思います。最後に、この留学において、あらゆる準備をしてくださった青少年交換委員会の方々、スポンサーをしていただき留学中に写真を載せるHPまで作ってくださった春日
部西RCさん、自分の留学に協力してくれた学校と先生方、いろいろとご指導してくださったローテックスの方々、常にサポートしてくれていた両親には本当に感謝しています。有難う御座いました。

                             06-07 アメリカ派遣 R.E